2017-04-07から1日間の記事一覧

前川佐美雄『植物祭』Ⅰ (モダニズム短歌)

・春の夜のしづかに更けてわれのゆく道濡れてあれば虔(つつし)みぞする ・手の上に手をかさねてもかなしみはつひには拾ひあぐべくもなし・おもひでは白のシーツの上にある貝殻のやうには鳴り出でぬなり ・床(とこ)の間(ま)に祭られてあるわが首をうつつなら…