2018-06-24から1日間の記事一覧

南方飛行便  伊東昌子  (詩ランダム)

南方飛行便 伊東昌子 流行りの演說については地方的だと云ふ非難があり晴れた日の飛行について手紙を書く綠色の市場へ急ぐ飛魚たちの腰を見給へコムミュニストたちのロマネスクが問題になるスヰイトピイ栽培と勞働價値について及び草花の懐疑と云ふ著書を持…

神崎縷々  (モダニズム俳句)

『天の川』の神崎縷々と篠原鳳作らの無季俳句を認めるか否かで新興俳句運動は分化したと云われる。その神崎縷々は37歳で早逝した。その後師の吉岡禅寺洞の手で『縷々句集』が編まれた。その句集の全句です。 ・茱萸の花にぼろをほしたり草の宿 ・がらがらの…