窓(Ⅱ) 酒井正平  (詩ランダム)

酒井正平にも「窓」というタイトルの作品がいくつかあるようで、検索の都合で「窓」Ⅱ としています。

 

 

         酒井正平

ソケツトに入れた家に疲れ
花を
花に返さうとする小さい慣ひで
アントルシヤーおどる男が
でてくる所は
塔は曲らずにアンズの林が
數多い
飼ふ事よりも
星に慣されベルに眠りをのせておく

 

 

 

 

『MADAME BLANCHE』第14号 昭和9年(1934年)3月

 

 

 

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