風景  酒井正平  (詩ランダム)

 

風景

            酒井正平

指頭にでゝ馬の様に笑ふ。果實の中で他人の花をまちがへる。オトトヒそれは路で野望をいだいた。何故(な)かバイソンを愛さなかつた。ロヂツクの時間女學生達は草むらで寢てゐた。「センセイハ主知主義者デイラツシヤイマス」

 

 

 

 

 

『MADAME BLANCHE』第14号 昭和9年(1934年)3月


酒井正平 温雅なる作謀に付いて
酒井正平 画布に塗られた陰について
酒井正平 航海術
酒井正平 肢
酒井正平 説話
酒井正平 その日に聞かう
酒井正平 タイプ
酒井正平 タイプ(Ⅱ)
酒井正平 天文
酒井正平 七日記
酒井正平 果たして泣けるかについてきみは知らない
酒井正平 窓
酒井正平 窓Ⅱ
酒井正平 洋服店の賣子など

 


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