鄕愁
林修二
心靜かに
髪を嚊ぐ
尾灯(テイルライト)をつけて
血管をめぐる
HEIMWEG
貝殼は
海の響を
懷かしむ
郷愁
林修二
心静かに
髪を嗅ぐ
尾灯をつけて
血管をめぐる
HEIMWEG
貝殻は
海の響を
懐かしむ
※HEIMWEG(ハイムヴェーク)=帰路(ドイツ語)
上は『林修二集』(臺南縣文化局 2000年12月)、下は唐顥芸「日本統治期台湾の詩におけるモダニズムの受容─林修二を例に─」の引用から。
水蔭萍 雄雞と魚 台湾 風車詩社
利野蒼 或ル朝 台湾 風車詩社
丘英二 星のない夜 台湾 風車詩社
戸田房子 遠い国 台湾 風車詩社