2018-11-07から1日間の記事一覧

「存在」に就いて  古賀春江  (詩ランダム)

「存在」に就いて 古賀春江 うるんだ眼から指が動いて靑い水の滴りを掬ひあげる深い重みが遠い所からやつて來る微笑(ほゝえ)みながら頁をめくると掌の上にある桃色の鳩の羽が落ちぼけた顏をなめるやうに昔噺の本を案内する 切斷の整理はしかしどんなに努力して…