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る 來 が 年 新
新
年
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は
紙
幣
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ち
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遍
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る
脈
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か
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葉 葉 葉 葉
風 風 風 風 風 風 風
光 光 光 光
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人 鹿
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生芝
樹
は
樹
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る
・
海 山
か か
ら ら
來
る
鎖
夏
の
友
情
仙
人
掌
に
透
明
色
を
か
け
て
ゐ
る
・
照明燈
照
明
燈
シーボレーを が
あ
ま
よけて佇てば り
に
す
な
ほ
す
ぎ
る。
・
活字地帶
ぱつと 手をひろげて
視覺へとびこんでくる
百貨店 ┓
化粧品 ┃
賣 藥 ┛
こいつら!
マルクスが云つた─
レーニンが云つた─
プレハーノフが云つた─
そして君
君の言葉は─ ?
・ S
朝顔の蔓にするどくのびいそぐSのかたちを追ふてます夏は
・ ?
なにごとか陽にたづねてる早蕨よいぢらしすぎる疑問記號よ
・ ・
莢むけば莢からぽきぽきはぜてとぶみどり句點ゑんどうの句點
・ T
麥刈がすんでひろがる野を遠くどこまでゆくのかTよ電柱
・ L
籾出しに白壁の倉の戸をあけるL型の鍵の春らしい音
・ C
やせきつて椎の梢にほつそりと忘れられてるCの字の月
・靜脈の洪水を朝の空に見た燕はエクスクラメーシヤン・マークだ
・樹があをくいれずみをして三月は小鳥の舌からふくらんできた
・ひそやかにミシンの音が春さむい宵をきざんでひびくとなり家
・奔放な線のながれをその蔓にみせて更けてく瓜畑の夏
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