2018-07-20から1日間の記事一覧

目覚めるために  左川ちか  (詩ランダム)

目覺めるために 左川ちか 春が薔薇をまきちらしながら我々の夢のまんなかへおりてくる。夜が熊のまつくろい毛並をもやして殘酷なまでにながい舌をだしそして焰は地上をはひまはり。 死んでゐるやうに見える唇の間にはさまれた歌ふ聲の──まもなく天上の花束が…