2018-06-29 綴れない音信 井上多喜三郎 (詩ランダム) 綴れない音信 井上多喜三郎 原稿紙を展げる 窻から月がおりてくる 風も靑い蚊帳の中 いつも下手な僕の字 皆 泳いでいつてしまふ。 ※「展げる」→「展(ひろ)げる」。原詩は振り仮名あり。 『MADAME BLANCHE』第8号 昭和8年(1933年)7月 井上多喜三郎 花粉井上多喜三郎 言葉井上多喜三郎 徑井上多喜三郎 時間井上多喜三郎 蜻蛉井上多喜三郎 日曜 その他井上多喜三郎 窓 詩ランダム